
責任あるギャンブルのためのツール
IROEAのアプローチは、プレイヤーのことを第一に考えた「ケアの哲学」とも言えるでしょう。オンラインゲームを楽しむ全てのプレイヤーが、安全かつ持続可能な環境で安心してゲームを楽しむことができるよう、IROEAはプレイヤーの保護に努めています。同時に、当協会の会員は、プレイヤーにとって公正な環境を作る責任を認識しています。
IROEAでは、責任あるギャンブルを推進するための規制ツールとして、次のものを業界の基本基準として採用することを推奨しています。
一般的なギャンブル規制ツール
入金制限は、特定の期間内に入金できる最大金額を設定することのできる機能です。入金制限に達すると、①限度額に達したこと、②期間中はこれ以上の入金ができないことを知らせる通知が届きます。
入金制限を使うと1日、1週間、1か月などの単位で入金額を設定できるため、予算管理に役立ちます。オンラインギャンブルサイトは、プレイヤーが制定した入金制限を尊重し、それを超える入金を受け付けないようになっています。
時間制限は、オンラインギャンブルサイト上でゲームに費やす時間を管理するのに役立ちます。プレイの時間制限を設定すると、その時間に達した時点で通知が表示され、自動的にサイトからログアウトされます。
ゲームで遊ぶ時間を短縮したい方や、定期的に休憩を取りたいと考えている方にとって時間制限は非常に有用です。一般的に、PCやスマートフォンなどのスクリーンを利用する際は、1時間毎に5~10分の休憩を取ることが推奨されています。
ゲームプレイ時間リマインダーは、オンラインギャンブルサイト上でのプレイ時間を把握するのに便利な機能です。時間制限に似ていますが、リマインダーでは設定時間になると通知されるだけで、自動的にログアウトされることはありません。
ロス制限を利用すると、入金制限よりも更に詳細に予算をコントロールすることができます。ロス制限は、特定の期間内の最大損失額を設定する機能であり、勝ち続ける限りプレイを続けることができるように設定されることが一般的です。損失限度額に達すると、①限度額に達したこと、②再び限度額に達するまでベットが制限される旨の通知が届きます。
ゲームのプレイから距離を置きたい場合は、自己除外あるいはログイン制限を利用して、アカウントへのアクセスを一定期間または無期限に停止することができます。これは、習慣を断ち切るために非常に効果的なツールです。
サイトでの体験にご満足いただけなかった場合、または他の理由で、プレイヤーはいつでも自由にアカウントを閉鎖することができます。アカウント閉鎖の手順はサイトごとに異なるため、必ず該当サイトの利用規約をご確認ください。
オンラインカジノを健全に楽しむためには、自分のリミットを知り、適切な制限時間や金額を設定することが重要です。どのような規制ツールが利用可能かはサイトによって異なります。残念ながら現時点では、当協会の会員サイト間で一括に設定できるようなツールはありません。